昨年2回、同様の趣旨のオンラインイベントを開催。今回で3回目となるメイクセミナーには、前回に引き続き、講師にパーソナルメイクトレーナーの池内ひろこさんを迎え、自身が
がんを患った経験から、がんと向き合う女性たちに寄り添ったメイクを指南していただきます。ベアミネラルのコスメを通じて肌を美しくするだけでなく、日々の幸福感までもたらす役割を担います。
「人生は、“メイク” で変えられる」を信念に、2,000人以上の女性を美しくしてきました。しかし、 もともとはブサイクでコンプレックスの塊。「メイクで美しくなって自分を好きになりたい!」と思ったことが始まりでした。
独立後、夢中で仕事をし、やっと波に乗り始めた35歳の時、乳ガンが判明。右胸を失いました。 一部欠けた身体を醜く感じ、自分の身体を直視できない日々が続きました。不完全な身体に対する喪失感と「もはや私は女性でなくなった」という欠落感にとらわれていました。
しかし、「失ったものを嘆くのではなく、今在る美しさを愛したい」と思うように。どんな状態であっても「自分の美しさは、自分が決めるもの」です。多くの女性が乳がんの経験を一人胸にしまいがちな現状を知り、「この経験がいつか誰かの役に立つならば、その時は胸を張ってシェアしよう」と決めていました。私の経験が誰かの何かのお役に立つなら、この経験も浮かばれるものです。そして、今年3月のイベントではガンについて多くの方が共感してくださり、むしろ私の方こそ皆さんからたくさんの勇気を頂きました。この勇気をまた皆さんにお返しして良い循環を作れたら嬉しいです。
ベアミネラル様とCancergift.co(キャンサーギフト)様より貴重な機会を頂き、感謝申し上げます。私のメイクが、あなたの明日に繋がりますように!
"がんと向き合う女性"を応援する患者団体「Cancergift.co」。
名前のキャンサーギフトとは、"がんになったからこそ得られたこと"を意味しています。
私は、がんになってから、同病の方とのつながり、がん患者として情報発信ができる活動の場、子どもが自主的にサポートしてくれて成長する場面が見られたことなど、新たな機会が増えました。5年前、ステージ3の浸潤性乳がんの告知を受け日常生活と乖離した闘病生活が始まった時、化学療法によって髪や眉毛が抜け落ちた時、胸を失った時など、最初は失うものばかりに目が行き心が沈んでいましたが、がんと向き合う生活の中でも、得られるもの=キャンサーギフトがあると気づけたことは前向きに変化するきっかけとなりました。
日本では2人に1人はがんを経験するといわれ、誰にとっても身近な病気になっています。がんになったことで、肌に負担の少ないコスメを探しはじめる中、「ベアミネラル」のように肌に優しく、地球環境にも配慮されたものを選ぶ。そうして自分がとった行動が社会にとってもプラスに働くといったメイクを通して生まれるそんな好循環も、キャンサーギフトのひとつかもしれないと思っています。
Cancergift.co(キャンサーギフト)とは
だれにでも起こりうる「がんと向き合う期間」をもっとプラスに!
「がんと向き合う女性」に向けて定期的に情報を発信しています。がんと診断されたばかりの方、治療のため休職されている方、どなたでも利用することができ、がんと向き合いながら生活されている方々の毎日に必要な「プラスα」をお届けしています。運営は全てがんを経験した女性たちによって行われています。